よくある質問:ビジネスマナー全般
席次のマナー
席次とは
席次とは、座席の順序です。目上の方や来客には、良い席に座って頂くようにしましょう。
上座と下座
座席の中で、最も良い席は「上座(かみざ)」と言います。その逆は「下座(しもざ)」と言います。
基本的に上座は部屋の入口から一番奥の席になります。それから順に入口に近づくにつれて、順位が下がります。
ただし、上座下座はあくまでも席次の目安として、先方を気遣う気持ちがを大切にし、状況に応じて快適な席をご用意するように心がけましょう。
乗り物の席次
乗り物の場合には、状況に応じて席次が変化します。
タクシーの場合
運転手の後ろが上座です。続いて後部左端、後部中央、助手席の順です。
自家用車の場合
車の持ち主が運転する場合は、助手席が上座になり、続いて運転席の後ろ、後部左端、後部中央の順になります。
飛行機・新幹線など
基本的に窓側が上座になりますが、通路側を好む方もいらっしゃいますので、先方の好みを伺うようにしましょう。
室内での席次
応接室の場合
応接室では、入り口から最も遠い席が上座となります。
二人掛けのソファーと、一人掛けのソファーがある場合には、二人掛けのソファーが上座になります。
エレベーターの場合
エレベーターでは入り口から遠い方が上座、入り口から近い方が下座となります。
また、エレベーターでは操作盤の前が最も下座となります。
目上の方と一緒にエレベーターに乗る場合は、目上の人に先に乗って頂くようにします。
入り口のドアを押さえるなどして先に乗って頂き、自分は一番最後に乗り込むようにします。
円卓の場合
円卓(丸いテーブル)の場合も、基本的な考え方は同じになります。
入り口から遠い方が上座となります。
あとは、上座を中心に近い方から順になっていき、入口に最も近い席が下座となります。
うっかり上座に座ってしまうことないように気をつけましょう。