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革靴の種類と製法

革靴の種類と製法

革靴とは

歴史的にはギリシア・ローマのサンダルをも革靴の範疇に含め、起源とする場合もある。
しかしながら、一般には靴の起源は中世のゲルマン人が多用していたブーツに起源を求めることが多い。
ブーツは保温性と耐水・耐塵性に優れており、沼地や森林を踏破するには適した履物である。
しかしながらより沼沢の少ない地中海沿岸地方における歩行や、着脱には不便をきたした。
このため、ブーツの踝(くるぶし)より上を切り落とした形の履物が考案され、現在の革靴(短靴)の原型となった。
現在では、革靴と呼ばれるものの八割が、ビジネスシューズとして用いられている。
ーWikipediaより引用

デザイン ー 様々なデザインからお好みの一足を。

ストレートチップ

ストレートチップ

真一文字のラインがつま先部分にあるデザイン。バルモラル(内羽根式)、メダリオン(飾り穴)無しのものがもっともフォーマルなデザインで、昼間の正礼装に使われる最高の礼装用の靴。

ウイングチップ

ウイングチップ

鳥が翼を広げたような飾りがつま先部分にあることから、ウイング(翼)チップと呼ばれます。この飾りはもともと水が良く切れるようにするためのものだったようですが、現在では単に装飾的なものになっています。

プレーントゥ

プレーントゥ

1810年代後半から広まった陸軍のハーフブーツが原形で、最も基本的な形であるため応用範囲も広い靴です。現在のプレーン・トゥは外羽根式のものが多い。

Uチップ

Uチップ

Uチップは日本式の呼び方で、欧米では主にオックスフォードと呼ばれています。少しカジュアル感のあるデザインです。特にコンビネーションのモデル(一部分の革の色が違う)はゴルフ・オックスフォードと呼ばれることもあります。

モンクストラップ

モンクストラップ

15世紀頃アルプス地方の修道士(モンク)が履いていたストラップのある靴が起源で、英国で好んで履かれています。最近ではストラップが2つになっているダブル・モンク・ストラップなどもあります。

ブーツ

ブーツ

チャッカブーツは丈がくるぶしまであり、トゥはプレーン・トゥ、アイレットは2つか3つが基本型。またくるぶし周辺がゴム素材で伸縮性があり、脱ぎ履きが容易でフィット感のあるものをサイドゴアブーツといいます。

製法 ー 製法にもこだわりたい方は必見です。

グッドイヤー・ウェルト製法

グッドイヤー・ウェルト製法

19世紀にC.グッドイヤーJrらが開発した製法でアッパーはウェルトを介してアウトソールに縫い付けられている。ノルベゲーゼ製法の発展型でアッパーよりコバが張り出している。マッケイ製法より耐水性に富み長時間履いても疲れにくいが若干重い。

長所

  • ・長時間の歩行に適している。
  • ・縫い目のある製法としては、水が浸入しにくい。
  • ・使用者の足の形に変形する為、フィット感がある。
  • ・靴底と甲革が厚手の物が多い為型崩れしにくい。

短所

  • ・製造コストが高い。
  • ・比較的に重い物が多い。

マッケイ製法

マッケイ製法

甲革とソールをマッケイミシンで直接縫い付ける。グッドイヤー・ウェルト製法に比べ構造が単純で、柔らかく仕上がる。また、グッドイヤー・ウェルト製法に対して軽量化が可能で、廉価化が可能である。主にビジネスシューズ等に用いられる。

長所

  • ・比較的に軽く作れる。
  • ・グッドイヤーウェルト製法より製造コストが安い。
  • ・全体的に柔らかく仕上げることが出来る。
  • ・靴底を薄く作れるため、返りが良い物が多い。

短所

  • ・中物がない分、クッション性に乏しい。
  • ・長時間の歩行は疲れやすいといわれている。

セメンテッド製法

セメンテッド製法

甲革とソールを縫い付けず、糊で接着する最新の製法。糊が改良され、非常に強力な接着力を実現する事ができた結果実用化された。ミシン工程が存在しないので靴底から水分が浸入する可能性は無く、雨靴にも採用される。一般のビジネスシューズの中では最安価な製法である。

長所

  • ・製造コストが安い
  • ・縫い目がある製法より水が浸入しにくい。

短所

  • ・通気穴を設けたものを除き、縫い目がある構造より蒸れやすい。

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