bostonbag

「ボストンバッグ」は英語でなんと言うでしょうか。
そのまま「Boston Bag」じゃない?と思われる方が多いかもしれませんが、実は「ボストンバッグ」は和製英語です。
そのまま英語圏の方に「Boston Bag」と伝えても、不思議な顔をされるかもしれません。

ボストンバッグは、樽型の形状で、底部分のマチ幅が広い手提げバッグ。
アメリカのボストン大学の学生が使っていたバッグを日本で売り出す際に、その名が付けられたと言われています。

地域によって呼び方は異なりますが、欧米ではボストンバッグとは呼ばず、クラブバッグ(club bag)やトラベリングバッグ(traveling bag)、オーバーナイター(overnighter)などと呼ぶのが一般的です。
ただ、どれもバッグの形状そのものよりも、バッグの使用目的を言葉に表したものですので、形の定義もそれぞれ曖昧で、必ずしも日本語でボストンバッグと呼ばれているもののみを指すわけではありません。

また、同じく旅行でよく使用される「キャリーバッグ」も、実は和製英語です。
こちらは、ソフトケースで比較的小型なものはローラーバッグ(roller bag)、トロリーバッグ(trolley bag)などと呼ばれています。
いわゆるスーツケース、ハードケース型のものは、そのままスーツケースと呼ばれます。

「キャリーバッグ」に似た英語表現で「carrier bag」があります。
こちらは「荷物を運ぶバッグ」というとても広い意味合いを持つ言葉で、スーパーのお買い物袋や紙袋などもこれに含まれます。

商品化する際に、日本人に馴染みの深い単語を組み合わせて表現したために和製英語になったのでしょうか。
とても興味深いですね。

さて、何はともあれ、当店ではボストンバッグを多数揃えております。
シックな革製から、リュックとしても使える2Wayタイプ、ゴルフや釣りにぴったりのものまで、見ているだけでも楽しい気分になるラインナップです!