革といえばベネチアンレザーやイタリアンレザーが有名ですよね。
しかし姫路レザーなど、職人さんの質が高い日本の革も国内外で評価が高いんです。
その技術力の高さを表す革の一つが、今回ご紹介する黒桟革(くろざんがわ)です。
目次
日本古来の漆と革のハイブリッド素材
黒桟革の最大の特徴は 革の黒ダイヤ とも呼ばれる、小さなダイヤをちりばめたような黒い輝きにあります。
この黒い光沢は漆塗りによるもので、漆塗りの技術と革のなめしの技術の融合による革素材です。
実は黒桟革の歴史はかなり古く、戦国時代には大将クラスの武将が甲冑に使っていたもの。
現代でも剣道の胴胸など防具に使われている高級素材です。
当店で取り扱っている黒桟革の財布は姫路黒桟革「極」と呼ばれ、革業界では非常に評価の高い姫路レザーによる革を使用しています。
本藍染めを行った姫路黒桟革「藍」
LIBEROの黒桟革には黒い姫路黒桟革「極」だけでなく、本藍染を行った姫路黒桟革「藍」もあります。
姫路の伝統的な革なめしである白なめしを行った革に、本藍染で青く輝く光沢を持たせました。
伝統的な本藍染では染色の際に芯までは染めないので、使っている内に白なめし革の白い地が出てくるのもポイント。
使っている内に更に独特な風合いに変化していくので、経年変化も楽しめる革です。
現在商品としてはLIBEROから財布やマネークリップなど出ており、ご自分用にもプレゼントにもオススメです。
ちなみに黒桟革であって黒残革ではないので注意。
ざん は残念の桟ではなく、桟橋の桟です。