梅雨の風景

沖縄が梅雨入り宣言のニュースをきくと、1年早いものだなぁと感じますね。

しかしもう梅雨かぁ、なんてしみじみする前に、革アイテムも雨・湿度対策しないといけません。

ボーっとしているとあっという間に日本全国が梅雨本番に突入して、大事な革靴やバッグ・財布がカビだらけになってしまいます。

直接濡れないように防水スプレーを

梅雨時、革がカビたりするのは保管するときの湿度も問題です。が、一番怖いのは濡れたまま放置することです。

なので、そもそも革が濡れないように防水スプレーをかけてやると良いでしょう。

特に革専用クリーニング用品で数々のロングセラーを生み出したコロニルの革用防水スプレーがオススメです。

コロニル防水スプレー 0071

革用といっても「 デリケートな革でも使える 」ってもので、布などいろいろな素材にも使えます。雨の日に特に濡れやすいパンツの裾など足回りや肩、非革製のバッグなどにもかけてあげるとより快適に梅雨を過ごせるかも。

こちらの商品は私どもファクタスオムでも取り扱いがありますが、東急ハンズやホームセンターなどでも取り扱いがありますので、ぜひ梅雨前に手に入れておきましょう。

(当店、いま現在 無期間限定で送料無料なので、出かけたくない方はぜひご利用ください。)

ちなみに防水スプレーは水分以外にもホコリや汚れが革に付きにくくする効果もあり、梅雨時期以外でも定期的に吹くつけておくと革のキレイな状態をより長く保つことができます。

防水スプレーは事前にしておかないと意味がない!

出かける(濡れる)直前になって防水スプレーをかけても効果が薄いので、少なくとも使う前日の夜など事前にかけておくと良いでしょう。

防水スプレーをかけるとスプレーで一度革が濡れて、乾くと防水効果を発揮するもの。反対にいえば、防水スプレーが乾く前に雨水にさらしたら結局水に濡れてしまいます。

朝起きてみたら雨だった、なんて経験誰しもあるかと思いますが、特に靴は雨の日には水に触れやすく、これから出かけるときに防水スプレーかけてもあまり効果は期待できません。

特に靴は雨の日外に出ればすぐに濡れるため、慌ててかけてもほとんど意味なし。

防水スプレー自体、吹き付けてから一定期間経つと効果が薄れるので、梅雨時以外でも定期的に吹き付けることを習慣づけておくと安心です。

濡れたら乾かす!

扇風機

濡れたら扇風機などで乾かしましょう。

もし防水対策が間に合わなかったり突然の雨で革アイテムが濡れてしまったときはしっかりと乾かすことが大事。

濡らさないことがベストではありますが、うっかり濡れてしまった場合は扇風機で軽く風を当ててあげることで十分に乾かすことができます。

革アイテムに限らず、洗濯ものを室内干しするときにも使える小技です。

天日干しやドライヤーはダメ

なお、乾かすためといって長時間直射日光あてたり、ドライヤーを使うのは革を傷めるのでNG。

どちらも革に悪影響を与え、硬くなってしまいます。さらに直射日光では革が日焼けもします。

風通しさえよければ陰干しで扇風機で軽く風を当ててやるくらいでも十分なので、直射日光やドライヤーの使用は避けましょう。

エナメル革は防水スプレー不要です!

なお、エナメル革は革をエナメル樹脂でガッチリとコーティングしてあり、もともと水に強い革です。

むしろエナメルの質感を損なう危険があるので、防水スプレーはかけないようにしましょう。

革アイテムは「 濡らさないこと 」が一番のカビ対策!まとめ

・革アイテムは水分や湿度に弱いので、防水スプレーでそもそも濡れないよう事前に対策すると良い。

・濡らしてしまったら扇風機の風などを当てて陰干し。

また、水に濡れた革を放置するとカビのみならず型崩れやシミなどの原因にもなります。

「 防水スプレーは革に悪いのではないか 」と心配される方がいらっしゃいますが、革用の防水スプレーは保革成分が入っており、そう悪いものではありません。

大気中の汚れをたっぷり含んだ雨水が革に染み込みカビになることを考えれば、もし多少の害があったとしても防水スプレーを使うメリットはあります。

もちろん相性により革に異常をきたす可能性もゼロではないので、一度目立たない部分で試してからも良いでしょう。