シールスキンとは?イメージ

唯一無二の個性を誇るシールスキン。

世の中にはいろいろな革がありますが、シールスキンもまた個性的な魅力を持つエキゾチックレザーの一つです。

みなさん、そんなシールスキンがなんの革かご存じですか?

シールスキン=アシカ、アザラシ、オットセイの革

アシカの革

シールスキン=アシカなど海棲動物の革。

シールスキンとは、アシカやアザラシ、オットセイなど海棲動物の革です。

冒頭の画像はアシカの革を使ったシールスキン。

アシカやアザラシの革!?と驚くかもしれませんが、実はシールスキンってサイフなどにもよく使われる革で、脱毛せずに毛皮として利用されることもあります。

弾力のある手触りを持つ革で、厚みがあり高い耐久性を誇ります。

なにより波打って流れるような独特な革模様が特徴的。エキゾチックレザーらしい唯一無二の魅力を備えています。

豆知識:アシカはかなり狂暴な動物

アシカといえばまず水族館ですよね。愛らしいルックスと飼育員さんとの息ピッタリの芸で私たちを楽しませてくれる人気者。

が、実はアシカって野生ではかなり狂暴な動物です。英語では「 SeaLion 」、つまり海のライオンです。(和名では海驢=海のロバ)

その名に恥じない堂々たる肉食動物。そういえば水族館でも魚をパクリと一飲みにしていますよね。食べる姿も愛らしいので違和感がありませんが。

特に野生のオスは縄張り意識がかなり強く、頭も良いので迂闊に近づくのは危険。

好奇心旺盛で人や船に近づくことを恐れません。実際に、人が海に引きずり込まれるといった直接的な被害も。

アメリカ北西部の漁師さんではサメによる被害よりもアシカによる被害に遭う確率の方が高いそう。

また漁場を荒らすことも多いため国や地域によっては駆除対象となることもあるほど。

そんな機会に恵まれることはめったにないとは思いますが、水族館の外で出会うことがあったら近づかない方が良いでしょう。