その高級感あふれるツヤが魅力のコードバン。

馬の臀部(お尻)の革を使い非常に高い耐久性を誇りますが、やはり適切に手入れをしてやることで、より長くよりキレイな状態を保つことができます。

今回はコードバンのお手入れ方法を解説します。

新品のコードバンの手入れは超簡単!

買ったばかりのコードバンは最初からツヤが出ているので、ワックスやクリームなどを塗る必要はありません。

柔らかい布でから拭きするだけでオッケーです。

ワックスやクリームを塗りこんでしまうとかえって白く濁ったような見た目になったり、湿ったような感触になることがあります。

いずれにしてもせっかくのコードバンのツヤを台無しにしてしまうので、あまり気にせずから拭きでホコリを落とす程度にしておきましょう。

ある程度使ったらレザークリームやレザーオイルを

コードバンもある程度使い込んでいくと、革が少しくたっと柔らかくなります。

使用頻度にもよりますが、大体1年も使っていればには表面が少しカサカサと乾いた感じになり、なんだかツヤも元気がないように感じられるようになるでしょう。

ここまできたらレザークリームやレザーオイルの出番。

まず革用のブラシや柔らかい布などで表面のホコリを落とします。このあとクリームで磨き上げるので、ホコリがついていると細かい傷の原因になります。

面倒ではありますが、目には見えないような微細なホコリなどはどうしてもついてしまうもの。きちんとホコリを落としましょう。

レザークリームをクロスなど柔らかい布につけ、コードバン全体に馴染ませるように薄く均一に塗り広げていきます。

クリームにコードバンにそのままつけると色ムラになることがあるので、必ずクロスにつけた状態でスタートしましょう。

クリームが全体に生きわたって馴染んだら、クロスのクリームがついていない部分か、新しい乾いたクロスで優しくふき上げるように磨いていきましょう。

拭き上げたあと若干白っぽく残る場合がありますが、これはクリームの栄養成分が革に浸透しきれずに出てしまうもの。

そのままでもある程度染み込んで消えていきますが、もし気になるようであればクロスでふき取ってもオッケーです。

まとめ

・コードバンの手入れは購入から1年程は柔らかいクロスでカラ拭きすればオッケー

・少し革が柔らかくなりツヤが減ってきたらレザークリームで磨く

コードバンのお手入れに使うレザークリームにはCollonil(コロニル)のシュプリームクリームデラックスがオススメ。

汎用性が高く、コードバンのほかにも多くの革に使える栄養クリームで、牛ヌメ革などにも使用可能です。

あると何かと重宝するので、革製品を持ち始めた方は一つ持っておきましょう。

※コードバンでも仕上げ方などにより相性もあるので、レザークリームは目立たない場所で試してからお使いください~。